市民主体で地域資源の保護と活用を行うナショナルトラスト◆NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト


【概要】
1.霧多布湿原の周辺部はほとんどが民有地に囲まれている。
2.1986年任意団体の霧多布湿原ファンクラブをつくり、借地契約による湿原の保全を始める。
3.2000年1月「NPO法人霧多布湿原トラスト」を設立し、全国の人々に呼びかけナショナルトラストの活動を始める。

ナショナルトラストとは
 19世紀末イギリスではじまった市民運動。みんなで資金や力を出し合って、貴重な自然や文化遺産を残していく活動

〇霧多布湿原
花の湿原とも呼ばれ、ニッコウキスゲや日本では最大級のワタスゲ群落がある
湿原と人の生活がとても近い日本でも珍しい場所
畑にもならない、家もなかなか建てられない
→地域の人々にとっては「役に立たない」「どうしようもない」といった身近すぎて珍しくない環境

・反対運動ではなく賛成運動を
 「湿原を残すの賛成」運動 楽しむ活動から始める

全体で3,160haのうち現在820haを買い取り
湿原だけでなく水源地も買い取る活動も始める。

自然保護活動だけでなく、周辺の産業である漁業や酪農が健全であり、
観光が持続的である必要がある。

・ワイズユース「賢明な利用」楽しむ→借りる→買う→活用する→まちづくりへ

〇目的
地域資源を生かしたまちづくり
 町の生活や産業、自然、歴史など浜中町が本来持っている基盤を損なうことなく
 それを活用し観光や町づくりにつなげていくこと。