煙立つふるさとの復活に向けて◆若狭だるま窯を守る会

【概要】
◯活動を始めた経緯

小浜市は若狭瓦が古くから名産だったが、最後の職人が平成22年に廃業し、今は焼いている人がいない。

唯一だるま窯が残っていたので、すぐに若狭瓦を復興させることは難しいが、窯を守り伝えていくことが、次世代の産業化などにつながると考え、窯を守ることから活動を始めた。

 

◯活動内容

①平成22年に「若狭瓦の里保存会」を地元の有志で結成

・保存方法として、窯を残して公園化し、資料館を作ろうという構想で、行政的な要素が強く、補助金が必要な点や、構想が大き過ぎるなどの要因で地元がついて来なかった。

 

②窯を守っていた建物をキレイに

・大きな構想の前に自分たちでできることから始めてみよう。

・窯を守っていた建物が大雪で崩壊したため、まずは建物を片付けてキレイにする活動を始めた。奉仕活動だけでは人が集まらないので、奉仕活動をしてお酒を飲もうという形で始め、平成23年から昨年までに30回程度の奉仕作業をした。

・だるま窯は全国で10件も残っていないことから活動が認められて、上屋を作ることに補助金が出て、今年の4月に上屋が完成。やっと守れる形ができた。

 

③窯の修復

・守っていくだけではつまらない。

・窯を作っていた職人さん(80〜90代)がいたので、壊れた窯を修復する活動を始めた。

・今年の4月から9月までに10数回のワークショップを月に一度(日曜日)に行い、窯もきれいになった。

 

④伝える活動

・子供に歴史を知ってほしい。

・子供にワークショップ。粘土で好きなものを作ってもらう。地元の小学校で4回実施。

 

◯なぜ守っていくか。

①地域性がある

・若狭瓦は、良質な粘土がとれる口名田で発達。地域にあるものを活かして産業化に結びつけていた。

・地域には地域に見合った産物がある。口名田には1300年前から陶器を焼いていた歴史もあり、地域に見合ったものを活かして産業化していた歴史をなくすわけにはいかない。

 

②日本家屋の問題

・日本家屋は木や土で作られている。地域の木や土で作った家だからこそ、その家は地域に見合って生きていく。

・地域に見合ったもので家を造るという視点での若狭瓦。地域の土で作り、地域の家に使ってこその若狭瓦。地域の建物に若狭瓦を葺いてほしいという思いで活動している。

 

③瓦の多様性(飾り瓦)

・瓦には先人の思いが詰まっていて、建物への思いが瓦に現れる。どういう思いで家を建てたかが瓦をみれば分かる。

・若狭瓦を子供達と巡るウォーキング。

 

だるま窯を残していくことで地域に誇りをもってもらいたい。

地域の風土にあったものを作ることが、その地域にあっていると思ってもらいたい。

 


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